関連証拠の得喪

主任検事報告書、押収されず=特捜幹部が部内限りに−作成経緯など捜査・証拠改ざん
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010092901007
大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件で、逮捕された主任検事前田恒彦容疑者(43)がデータ書き換えの経緯をまとめ、特捜部幹部に提出したとされる報告書が、同地検内に残されておらず、最高検の家宅捜索でも押収されていないことが29日、関係者の話で分かった。報告書は大坪弘道・前特捜部長らが作成を指示し、地検上層部には提出されなかった。

2010年9月30日 FD改竄 「過失」判断の根拠・経緯 前副部長が日誌に記録
http://www.sankei-kansai.com/2010/09/30/20100930-044172.php
>業務日誌は、前田容疑者が郵便不正事件で押収したフロッピーディスク(FD)の最終更新日時を書き換えた−とする同僚検事らの“内部告発”があった直後、佐賀前副部長が前田容疑者から聞き取った内容をまとめたもの。

 日記や日誌は後で書き加えたり変更できます。そうでないことを証明するためなら,「公証人」*1の「確定日付」*2の証明があります。
 米国某社の探偵ドラマにあったドラマネタですが,確定日付があっても,その日に作成されたことは公証できても,その文書の内容の真正までは公証されないのに,犯行前にアリバイストーリの業務日誌を書いて公証を得て殺人に及んだスジでは……したのに見抜かれたというプロットがあったように記憶してます。