STOPざ虐待

イチオシ特集 児童虐待を考える
http://sankei.jp.msn.com/recommend/13265/rcm13265-t.htm
【何が虐待へ向かわせるのか】(4)孤立を防ぐ 「虐待しなかったのはネットのおかげ…」11.25
【何が虐待へ向かわせるのか】(3)子育ての「私事化」 地域・社会から切り離され11.24 19:16
【何が虐待へ向かわせるのか】(2)多胎児の子育て 積み重なる負担、孤立化11.23 21:53
【何が虐待へ向かわせるのか】(1)「産後鬱で暴力的な衝動」 わが子に「負の刃」11.22 21:33
【それでも撲滅できないのか】「虐待親を甘やかすな」「父親は育児を母親に押しつけすぎ」…海外読者の声10.31 18:07
【それでも撲滅できないのか】(5)虐待した親を治療する 命を失った子供に謝罪するくらいなら…10.29 19:11
【それでも撲滅できないのか】(4)怒鳴りながら父は娘を殴った…文学に現れたる虐待の近現代史10.28 20:07
【それでも撲滅できないのか】(3)江戸時代にも虐待はあった…せっかん死の親は打ち首10.27 18:04
【それでも撲滅できないのか】(2)アメリカの「大阪2児遺棄事件」 ネグレクトは貧困に巣くう10.26 21:08
【それでも撲滅できないのか】(1)「虐待大国」アメリカは介入先進国 「行きすぎ」くらいでないと救えない10.25 18:33
【なぜ親は一線を越えるのか】「お尻ぺんぺん『正解』か自信ない」「叩かれた娘、大人の顔色観察」…読者の声9.26 19:42
【なぜ親は一線を越えるのか】(5)支援から逃げる親たち 児相からの手紙、黙殺した母9.24 18:00
【なぜ親は一線を越えるのか】(4)「マムズ・ボーイフレンド」 ママの彼氏…虐待リスクに9.23 18:32
【なぜ親は一線を越えるのか】(3)親の「懲戒権」 虐待正当化に使われる112年前の法律9.22 18:29
【なぜ親は一線を越えるのか】(2)しつけと虐待の線引きは? 「体罰」容認で判然とせず9.21 18:47
【なぜ親は一線を越えるのか】(1)「しつけのため」口そろえる虐待親たち 便利な言葉で正当化9.20 18:00
【なぜ虐待死は防げないのか】子供の命救え 広がる「110番」 泣き声や異常の通報が急増8.17 20:02
【なぜ虐待死は防げないのか】風俗の仕事つらく気持ち分かるけど… 歌舞伎町託児所ルポ8.13 22:28
【なぜ虐待死は防げないのか】福祉の「支援」に近づかない母親たち 大阪2児遺棄8.11 01:42
【なぜ虐待死は防げないのか】「父親に責任はないのか」「一刻も早く立ち入りを」 大阪2児遺棄に読者の声8.2 20:49
【なぜ虐待死は防げないのか】「児相に任せず警察も介入を」 専門家、大阪2児遺棄受け8.2 20:44
【なぜ虐待死は防げないのか】「通報めぐり葛藤」「『児童相談署』へ格上げを」…読者の反響7.27 19:45
【なぜ虐待死は防げないのか】(5)そのとき地域は 通報への「迷い」を乗り越えて7.24 19:14
【なぜ虐待死は防げないのか】(4)そのとき警察は 「家庭に入らず」は昔話 福祉と刑事“呉越同舟”7.23 18:17
【なぜ虐待死は防げないのか】(3)そのとき病院は 判断、通告…2つの「ためらい」7.22 18:42
【なぜ虐待死は防げないのか】(2)そのとき児相は 20年間で虐待38倍、職員は2倍…「最後の砦」対応に限界7.21 18:00
【なぜ虐待死は防げないのか】(1)そのとき学校は 海渡君事件で起きた「ボタンのかけ違い」7.20 18:00
【虐待はどんな傷を残すのか】「私はサンドバッグ…気絶するほど殴られた」「ささいな言葉が救いに」 読者の反響次々5.28 20:52
【虐待はどんな傷を残すのか】(5)慢性トラウマ、脳に影響 性的虐待の8割に解離性障害「今、手を打たねば」5.26 18:00
【虐待はどんな傷を残すのか】(4)「ママが来る! 怒られる!」夜泣きする子供たち 矛盾噴出の児童養護施設5.25 17:30
【虐待はどんな傷を残すのか】(3)“犬小屋”に2児を監禁1年半 「究極のネグレクト」回復の鍵は「愛着」5.24 18:30

 英米欧州で日本より優れている法理念や社会認識は,「弱者保護」だと思います。騎士道精神に由来するかどうかわかりませんが,有名なタイタニック号沈没事件では船員が体を張って「婦人子供優先」を頑として守り,救命ボートの乗船順位が守られました*1。乳幼児や児童は,誰が見ても社会的弱者の典型例で,容易に生存すら脅かされますし,虐待に抵抗できる体力も知力もありません。虐待に対しては過保護くらいがちょうどいいのです。親の人権を制約侵害してもです。
 虐待の連鎖,躾名下の正当化,後難怖れる地域住民,公権力の強制介入の制度的限界,親業教育機会の欠如……。

*1:女性を母体保護や体力差を超えて一律に弱者扱いするのは現代では見直されいますが