医療暴力(/ω\)

大学病院で医師刺される=患者の男を殺人未遂で逮捕―沖縄県警 2011年11月21日17時6分
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201111210073.html
>同署などによると、●●容疑者は「今までの診察に不満があった」と容疑を認めている。
>逮捕容疑は同日午前11時50分ごろ、同病院の診察室で、刃渡り約20センチの家庭用包丁で男性医師の左脇の下を刺し、軽傷を負わせた疑い。 

 不幸中の幸いとして軽傷だそうですが,一日も早いご回復を祈りますm(_ _)m。民事介入暴力や行政介入暴力や恐喝型クレイマーという金目当てでなく,弁護士逆恨み殺人(横浜弁護士会ほか)や医師逆恨み殺人(青物横丁事件ほか)という怨恨で関係者の訪問を拒み難い客商売だと,かえって対策や防護がとりにくいと思います。顧客は,お客様は神様です,でなくても基本は性善説で見ないといけないからだと思います。ことに医師の先生方は法律上も応召義務*1で,事実上は受診を拒み難い点が,より難しくしていると思います。
 ただ,常識でも刑法でも,医師及び医療関係者は,患者側の生命身体を優先して自己の生命身体を犠牲にする義務はありませんし,正当防衛や緊急避難で自己の生命身体を保全することが,権利ととして当然認められています(キッパリ。誠実な医療活動を普通の極当たり前と認識されている(客観的には極めて誠実な医療活動(医療行為)をされても,主観的には誠実ではなく普通のことと認識されている)方は,往々にして,医師の不養生で,自らの健康を損ねる方も多いかと思います。
 お考えいただきたいのは,最大多数の最大幸福を緊急事態でも冷徹に追求する米国航空業界では,パイロットは乗客の生命身体よりも自己の生命身体を優先して防護せよ!とされていることです。それは,けっしてパイロットの命が高価で偉いのではなく,パイロットが全員操縦不能となったら,飛行機は即座に墜落して数十〜数百名の人命が一瞬にして損なわれるからです。それなら乗客1人や2人の人命を損ねてもパイロットは自己の生命身体を先ず守り,そして死傷しなかった残りの数十名〜数百名の多数の人命を守れ!(カリュキュレイッテド・ライフ・ボウティング)という厳しい選択を求めているのです。
 医療関係者ことに医師の先生方ご自身が,先ず生き残ることで,今後もこれまで同様,二桁三桁の人命や健康を救うことができるのです。将来の多数の患者さんの命を救うためにも,まず,先生方が他人の1人2人の生命を犠牲にされても,ご自身の命を守ってください。究極の選択で極めて難しいかと思いますが,最大多数の最大幸福の論理的帰結です。m(_ _)m
 一般社会の常識レベルから見た誠実で良心的な医師の先生方(ご自身はそれが普通で誠実とか良心的ではないと認識(誤解?)されている方*2が多い)こそ,応召義務の名の下で萎縮医療や逃散医療に走られるリスクから解放されて,伸び伸びと医療活動(「医行為」)をされる日が来ることを願って止みません。教えて厚労(功労)省!

*1:http://www.doctor-agent.com/da/member/service/knowledge_malpractice_detail?mode=preview&id=72 http://consultanthokkaido.web.fc2.com/Ousyougimu/ousyougimu.html http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/08/dl/s0803-6e.pdf

*2:奇想天外わがまま患者のパパリンに医療を施された医師先生方やコメディカルや看護師の方々の大多数は該当していると思います。m(_ _)m