日米いずこも……

米医師の半数近くが「燃え尽き症候群」=調査 2012年 08月 21日 13:00 JST
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE87K02R20120821
>調査を率いたメイヨー・クリニック(ミネソタ州ロチェスター)のテート・シャナフェルト氏は「燃え尽き症候群は医師だけでなく、彼らが治療する患者にも影響を及ぼす」と指摘。これまでの研究では、燃え尽き症候群に陥った医師は自殺を考えがちになり、医療ミスを起こしやすくなることが分かっていると警告した。
>同氏によると、アンケート調査に参加した医師約7300人のうち、「精神的に消耗している」という項目に高い点数を付けたのは38%で、患者を人間としてではなく物として見てしまう「非人格化」に高い点数を付けたのは30%。「精神的な消耗」と「患者の非人格化」どちらか1つでも該当する医師は全体の46%に上ったという。

 日米問わず,医療従事者の皆様は,世間一般標準より,使命感と公益奉仕観が強く,自身の心身の健康を忖度しないで医療活動にまい進しがち(江戸時代から「医者の不養生」で有名)ですが*1,現実の疲弊はもっと進んでいることがアンケートからも裏付けられたみたいです。*2

*1:パパリンが事務屋として地方の公立病院に勤務した経験から「地方病院には防火壁と放水銃が必要。毒米茄子バーンアウトを防ぐには。放水銃は人員増人件費と夜勤オンコール手当の増額。防火壁は夜間コンビニ受診の罰金制度……」と走り書きしたメモが残っています_| ̄|〇

*2:パパリンが一番辛かった仕事は,地方病院派遣時代に慕った小児心臓外科医が3日連続徹夜勤務(救命救急緊急手術のため)で帰宅直後に急死した対応だったそうですo(_ _*)o黙祷