法学部一年坊主病

 世の中には,特殊な疾病がある。地域的偏りが著しかったり,発生場所が特定の組織に限定されていたりする。以下,司法試験受験サークルに伝わる伝説病の都市大学伝説。*1

【法学部一年坊主病】

  • 症状:最高裁判例がとにかく気に食わない心の病。重症になると全員罷免すべしと過激思想に至る。
  • 病理:自分の主観に反する最高裁判例が多過ぎると認知することが原因。へその位置が左右にずれているという身体的特徴を有するという報告あり。
  • 処置:処置なしw(勉強してリーガルマインドと利益考量のバランシングテストを習得すると自然治癒する例が多い)
  • 禁忌:最高裁判例は国民全体の幸福の総和としては妥当などと説得すること。逆上して悪症化する。
  • 発症:日本の大学法学部だけに症例が集中する風土病。近年のWHOの研究では英米でも同様の症例が発見されているとの未確認情報あり。

 私もこの1年坊主病に罹患中だけど*2,今回の最高裁判決は,「判旨に大賛成する。」です。この事案と論点の判決に限り「あんたは偉い賞」を最高裁に進呈します。(。_・☆\ ベキバキ

*1:伝え聞くところによると,初版相当の原作者は今は裁判官をやっているらしい。現役の最高裁判事だったら笑えるけどw

*2:この病に初学者の段階で罹患して抗体を作れば合格できるらしいし,抗体ができないといつまでたっても受からないとの噂あり。つまりウイルスかリケッチアの伝染病かいな