ネットは匿名ハンドル

 私のような(少なくとも戸籍上wは)うら若き独身女性は,ネットストーカーの被害に遭うことを想定しなければなりません。文科省警察庁ガイドライン類にも

ネットでは,少なくも次のことを容易に公開しないようにする。

  • 本名と自宅住所と通学先と勤務先
  • 固定電話番号と携帯電話番号

という趣旨の注意がなされています。
 性犯罪の被害,振り込め詐欺電凸嫌がらせ,誹謗中傷,ストーカーなどの被害から自己防衛する自己責任の見地からです。ネットで実名を公開しても,私のような無名の一介の女子学生では売名行為にしかなりませんし,肩書付きで実名を公開できるような人でも,自分の意見を権威(ハロー効果)付けというバイアスで歪ませて錯覚に陥れる危険性がないわけではないでしょう。*1
 「ネットに限らず言論は,(権威ある)誰が言ったかではなく,言論内容の妥当性普遍性と典拠(統計や理論等の出典ソース)で言論の自由市場で淘汰判断されるのが,最も客観的だと思う。」からです。*2 *3

*1:世間では「偉い学者先生が言っているからこっちの方が正しいのじゃな。」と思う純朴善良なグッドネスピープルな方がまだまだ沢山いらっしゃいます

*2:この典拠は,みなさまご賢察のとおりパパリンメモで,どうも,歴代米国連邦最高裁判事のホームズ,ブランダイス……といった方々の出典に依拠するようです

*3:そのため,パパリンも,そして私も,著名で存命される某刑法学者の評価はDです。なぜなら,国会の参考人質問で,統計解釈の基本を誤った意見を堂々と開陳したからです。縦書き標準のころに基本書を横書きで出版した英断のできる素晴らしい先生なんですけど