自宅秘匿厳守

殺人:作家の村崎さん、自宅で殺される 警視庁、容疑者を逮捕
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100724ddm041040131000c.html
>同署によると、男は「(村崎さんの)本にだまされたことが分かり、ずっと恨みを持っていた。自宅住所はインターネットで調べた」などと供述しているという。調べでは、男には精神科の通院歴があるといい、動機や刑事責任能力を慎重に調べている。

 亡くなられた村崎百郎さんに哀悼の意を捧げ,奥様の森園みるくさんにお悔やみ申し上げます。そして逮捕された方の精神的病に罹患された魂が救済されることをお祈りします。<(_ _)>
 作家の故遠藤周作さんも北杜夫さんも,似たような読者に自宅を訪問されて困惑された様子をエッセイに書いていらっしゃいました。著名人の方は,このように不慮の災難に遭う可能性が否定できないので,自宅だけは秘匿厳守にされた方がよろしいかと思います。
 ことに関係者が正常であっても,偏った思考で,歴代某省次官と家族が次々と惨殺ないし惨殺未遂された事件も記憶に新しいことですし。*1
 特に,自主的と必要に迫られてとを問わず,ネットで実名(本名)で活動されている方は注意が必要です。平成10年くらいまでは,街の「名簿図書館」という類の店で,著名人,作家,評論家,国会議員,医師,弁護士,公認会計士,大学教授や職員などの自宅住所と電話番号が売られていたそうですから,その一部がネット上に流出して検索できる可能性が大きいです。

*1:パパリンは,自分の信念だけでなく,このような事件を想定して家族の安全セーフガードも考慮し,ネットでは「一介の公務員」を厳守したみたいです。没後に私が眼にした日記によれば。さすがクライシス・マネジメントの専門家だと……