救難ヘリコo(_ _*)o

【ヘリ墜落】事故相次ぐ山岳救助  空中静止“魔の時間”に何が… (1/2ページ)2010.7.25 20:37
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100725/dst1007252039029-n1.htm
>航空機事故に詳しい航空ジャーナリストの青木謙知(よしとも)氏は「エンジントラブルといったさまざまな原因も考えられるが、メーンローター(回転翼)など機体の一部が切り立った山肌にぶつかった可能性がまず考えられる」と分析する。
>防災ヘリの墜落は昨年9月にも岐阜県高山市北アルプス奥穂高岳でも起き、乗員3人が死亡した。この際は、ヘリがホバリングしながら遭難者をロープで引き上げ中にローターが山肌に接触してバランスを崩したとみられている。
>平成19年6月には、奥穂高岳の長野県松本市側で、荷物をつり上げていたヘリが姿勢を崩し、メーンローターが雪面に接触して墜落した。国土交通省の事故報告書の中で、事故機の機長は「山の風は、地形の違いで風向きや強さが全然違う」と言及。報告書では、風向き・風速の瞬間的な変化が影響した可能性が高いと結論付けた。
>山岳地帯でのヘリ飛行について、国交省幹部も「地形が複雑な上、風向きや風速が急に変化するため、操縦も現地に行ってから判断しなければいけないことが多い」と指摘。今回の事故でも墜落約30分後に雨雲が確認されており、天候や風向きが急に変化した可能性も否定できない。
航空評論家の鍛治壮一氏は「山間部では、山に風が当たって上昇気流と下降気流が起きる。気流が不安定になり、空中で静止していること自体技術的に難しく、非常に危険。ホバリング時はちょっとした風でも影響を受ける」。
>青木氏も「ホバリングは空中で静止しているように見えても風に流されないように機体を風上に向け動かしている状態。風向きや風の強さが急に変わっても即座に反応できない場合がある」と強調している。

【ヘリ墜落】秩父山中に7人搭乗ヘリ墜落 5人死亡、2人生存 2010.7.25 19:30
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100725/dst1007251230011-n1.htm
>死亡】機長、松本章さん(54)▽副操縦士、西川真一さん(32)▽県防災航空隊員、中込良昌さん(42)▽同、戸張憲一さん(32)▽秩父消防本部隊員、大沢敦さん(33)

【ヘリ墜落】救助しようとした転落女性も死亡 同行登山者「墜落は後で知った…」2010.7.25 23:50
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100725/dst1007252352038-n1.htm
>埼玉県の防災ヘリ墜落事故で、墜落したヘリは滝つぼに落ちた女性(55)=川崎市=を救助しようとしていた。女性はヘリ墜落後に、別の救助隊によって病院搬送されたが死亡した。

 殉職された方々と滑落死された方へ哀悼の意を捧げます。o(_ _*)o
 なお,ドクターヘリコは,安易に山岳地帯に急行しないことを希望します。山岳救助飛行は,山岳救難飛行のベテランでないと極めて操縦が難しいからです。搭乗されたドクターは,一刻も早く収容して救急救命に当たりたいという医師の良心と自己及び搭乗者の身の安全を合理的な天秤にかける訓練機会も少ないので,医師の良心が二次災害を招きやすいというパラドックスに陥るリスクも想起されていただければ幸いです。大変辛い決断を迫られるでしょうが。o(_ _*)o
 なんで,一介の女子大学生の分際でこんな偉そうなことを書くかと言うと,亡父はヘリコ事故で,DOA状態で救急搬送されて一命を取り留めたものの重体が続き,小康状態を経て(ここで洗礼を受ける;偶然プロテスタント系病院へ救急搬送された神の意思),容体が徐々に悪化して脳圧亢進・腎機能低下・肝機能低下となり,信者でもある主治医の勧めでラストライトを執り行い,その後奇跡的に回復して帰国できたというのを幼少期の身で目の当たりにしているからです。
 亡父が事故死しても一介の公務員に過ぎなかったので,公益上はいくらでも代えが効きます(事実2年後に代替公務員が派遣された)。しかし,医師の先生方は,自己の生命が続くことこそ,もっと多数の人命を将来グロスで救う崇高な職務ですから,社会的リソースとしてほぼ代替性がないのです。
 ドクターヘリコの事故死にしろ,過酷な勤務の過労死にしろ,職務に関連する他界を避けることこそ,私がドクターやその他の医療従事者の皆様に特にお願いしたいのです。o(_ _*)o