蛸足財政

年金施設の売却、2185億円止まり 費用の回収1〜2割 2010/8/17 21:27
>政府は1960年から2000年ごろにかけて「福祉の増進」を目的に、全国各地に福祉施設として厚生年金会館やスポーツセンター、健康保養センターなどを建設した。年金保険料などから建設費や運営・維持費を出してきた。
>この300施設の売却が終わったことで、次の焦点は、旧社会保険庁の傘下にあった社会保険病院と厚生年金病院の扱いに移る。これらの施設は、08年の旧自公政権時代にRFOに移したものの、地域医療に与える影響を考慮して事実上売却を凍結。経営が立ちゆかなくなった社会保険浜松病院のみ厚労相の指示で36億円で売却した。残りの52の社保病院と10の厚年病院は宙に浮いたままだ。
>昨年の政権交代後……2年後は病院の運営母体がなくなるため、医療現場では先行きの不透明感が漂う。

 ワールドカップの勝者を予想する賢者蛸もいれば,儼蛸ウイルスを作る愚か者もいるけど,赤字財政の収入増で売り食い生活の蛸足財政は,なりふり構わないと……二次災害を産むような気がします。これもバラマキハコモノ行政のツケが長期の後年度負担となった例かもしれません。
 「日本の公務員は,2〜5年ごとに部署をまんべんなく回って変わるから,長期的政策立案ノウハウが蓄積されず,特定部署の専門家も育たず,自分の在任中は今の部署で大過なく,が自己目的化し,目先の公益立案に走りがち」というキツイ意見具申をして上司に疎まれて飛ばされた公務員がいました。