当世学生の社会適応化

内定の出ない学生は何が間違っているのか
〜学生、企業、大学、親がすれ違う悲惨な現状
http://diamond.jp/articles/-/10105?page=3
>「だけど、あの学生も学生だよ。最終まで残って、なんでうちのこと、ちゃんと調べておかないかなあ」
>「そうですよねえ。せめて、新聞くらい、1日5分でも読んでいれば、うちの記事に気づいたはずなのに」
>「そうそう。別に創業年から製品名まで、全部暗記しろとかそこまで言っていない。最低限、どういう会社でどんな製品や事業が主力なのか、それくらい分かって欲しいよ」
http://diamond.jp/articles/-/10105?page=4
>「親でもアルバイト先でも、社会人との接点が少なくて怒られ慣れていない子って、何か言われるともうダメなんです。私なんか、叱ってもらえるだけありがたいと思いますけどね」

 私も学生ですが,苦学2年生の目線で見ると,この記事の2か所に目が停まりました。高校時代のバイト面接*1で体験して感じるところがあったからです。私の場合,幸いなことに,おそらく米国製プライマリ・ディベートの経験があったからでしょうけど,

  1. 課題の下調べは不味くても一通りする
  2. ディベートは自己の欠点と向き合う試練

と判っていたので,ケーキ屋のバイトなら,ネットで生ものスイーツの製造・販売の簡単な仕組みくらい調べてから面接に臨みましたし,面接で喧嘩して不採用となった苦い経験から「圧迫面接」を調べまくりました。
 もちろん,純日本企業系(街のケーキ屋,ラーメン・チェーン企業)と外資系(翻訳バイト)では,自己主張アピールや観察される視点(情報アンテナ感度,ロジカル・シンキング)も違いますが,どちらも下調べと自己の欠点と向き合うことは変わらなかったと思います。

*1:「学費くらい自分で稼げ」というママリンのありがたいお言葉による。幸い公立だったから,授業料,学用品代,制服代,予備校代は全て賄えた