法と医療(年末映画)

ジョンQ -最後の決断-(米国2002年映画)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3Q
アメリカの医療制度、保険制度の問題を風刺したヒューマンドラマ。

 米国のリストラ制度と医療制度と当時の政治状況の中,病院ハイジャックのTV放映を気にする警察幹部をおちょくりつつ,息子のためトンデモ手段に訴えて民衆の支持を得る父親\(^o^)/と息子の家族愛を描き,最後にチラリと法廷の評決シーンも出てきます。極限状態の心臓手術を決意して看護師が止めるのも振り切って救命に向かう医師……。まるで今日の米国健康保険制度改革案を見通したような映画でした。
 本筋から外れますが,パパが病室で病気の息子に,自分がいなくなった後の生き方を諄々と説くシーンが強烈に映像として残りました。むろん米国ハリウッド映画ですからUS風ハッピーエンドで終わりますので,安心して見てください。術後回復期間は超短過ぎたけどそれは法廷シーンに間に合わせる愛嬌ということで(^^ゞポリポリ。

アンドリューNDR114(米国1999年映画) 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BCNDR114
クリス・コロンバス監督作品。原題はアイザック・アシモフの原作通り『バイセンテニアル・マン』 (The Bicentennial Man)。
>自分が人間であるという承認を求めるロボットの200年に渡る物語。

 人権と法律の硬直性と生命倫理という重い主題だけど,主人公がロボットというもので安心して見れるヒューマン?ドラマ。冒頭でアシモフのロボット工学3原則も出てきます。アンドロイドと言うよりはヒューマノイドが主人公でしょうか。