逆ペアレント訴訟

「嫌がらせで不眠症」小学教諭が児童の両親提訴 親から「最低の先生」と…埼玉 2011.1.18 12:18
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110118/trl11011812180030-n1.htm
>提訴は昨年9月28日付で、11月8日と12月15日の第1、2回口頭弁論でも双方が争う姿勢を示した。教諭は提訴後も女児の担任を務めているという。
>訴状などによると、教諭は3年の学級担任で、女児も在籍。女児が昨年6月、同級生とトラブルになった際、「同級生が悪いのに娘に謝らせようとした」と女児の母親に抗議されたことをきっかけに「最低な先生」などと繰り返し連絡帳に記されるなどして不眠症となり、「教員生活の継続に重大な支障を生じた」としている。
>原告の代理人は「教諭は理不尽なクレームをつけられた。モンスターペアレンツの最たるもので提訴せざるを得なかった」と主張。
>一方、両親は女児が授業中、ほかの児童の前で教諭に理不尽な怒られた方をされるなどし、女児へのいじめを助長していると反論。「現在もいじめが続いており、娘は学校に行けなくなる寸前。担任だけでも代えてほしい」と訴えている。

小学教諭が保護者を提訴=「相次ぐ抗議で不眠症」−さいたま地裁支部
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011011800330
文部科学省は「教諭が保護者を訴えた例は聞いたことがない」としている。
>訴状などによると、昨年6月、教諭が担任する3年の女子児童と同級生の間でトラブルが起き、女児の母親は教諭に「同級生が悪いのに自分の娘に謝らせようとした」などと抗議の電話をかけた。母親はそれ以降もたびたび連絡帳で「全く困った先生です」などと苦情を寄せ、行田市教委にも教諭の言動に関するクレームを伝えた。さらに、教諭が給食指導中に児童の背中に触れただけで、暴行容疑で県警に被害届を提出したという。
>教諭は度重なる苦情などから9月に入って不眠症に陥り、校長に「担任を降りたい」と申し出た上、「このままだと犯罪者にされる」と考えて弁護士に相談。同月下旬に提訴した。(2011/01/18-13:49)

「再三の苦情で不眠症に」 女性教諭が保護者提訴 2011年1月18日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011011802000175.html
>その後、七月中旬まで八回にわたり連絡帳に、「先生には人間関係を円滑にする能力も著しく劣っている」「自分の感情で不公平なことをして子どもを傷付けている」などと書き込まれた。また、県教委や人権擁護委員会、文科省にも教諭を非難する文書を送ったり口頭で伝えたりしたという。
>また、市教委を仲介役に、学校・教諭側と保護者側で話し合う場を設定したが、保護者側が拒否。九月には、給食の片付けを指導するため女性教諭が女子児童の背中に二回触れたところ、両親は警察に暴行容疑で被害届を提出したという。
>学校側は取材に対し「管理職不在で話せない」としているが、市教委への説明で「モンスターペアレンツに学校や教師が負けないようにし、教諭が教員を代表して訴訟を行っていると受け止めている」という文書を提出しているという。

 当事者が主張を闘わせている段階で詳細はわかりませんが,
>「諭に理不尽な怒られた方をされるなどし、女児へのいじめを助長していると反論。「現在もいじめが続いており、娘は学校に行けなくなる寸前。担任だけでも代えてほしい」と訴えている
>教諭が給食指導中に児童の背中に触れただけで、暴行容疑で県警に被害届を提出したという
不眠症に陥り、校長に「担任を降りたい」と申し出た上、「このままだと犯罪者にされる」と考えて弁護士に相談。同月下旬に提訴した
>県教委や人権擁護委員会、文科省にも教諭を非難する文書を送ったり口頭で伝えたりしたという
という記載から(以下略。
 こういうときは,当事者が直接関係機関に送付した書類や電話内容を録音したものを見ると実態が把握しやすいそうです(亡父の「重要な客観的間接立証メモランダム」)。そこで,小学校(連絡帳直筆,各種文書),県教育委員会人権擁護委員会,文部科学省,所轄警察署(被害届)へ,当事者が直接提出した書面や電話録音を見聞きすれば,「担任だけえでも代えてほしい」「担任を降りたい」という背景事情が(以下略。