財政小学生

膨らむ財政赤字、32年度に23.2兆円 消費税9%増で黒字 2011.1.22 11:00
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110122/fnc11012214550101-n1.htm
>……財政健全化の指標である国と地方の基礎的財政収支プライマリーバランス)は平成32年度に23兆2千億円の赤字となり、昨年6月の試算より1兆5千億円増えた。消費税率に換算すると9%程度の引き上げに相当し、消費税増税を含む税制改革の必要性がさらに高まっている。
基礎的財政収支は、借金に頼らず、社会保障や公共事業など毎年の政策経費を賄えるかを示す指標。試算は、32年度までの名目経済成長率を平均1%台半ばと低めに想定した「慎重シナリオ」が前提。法人税引き下げなど23年度税制改正も反映させるとともに、社会保障費の増加を見込んだ結果、赤字が拡大した。
http://sankei.jp.msn.com/economy/photos/110122/fnc11012214550101-p1.htm

 亡父の口癖は,私がプライマリ(小学生)時代の「社会人になったら一生懸命働け,公益に奉仕せよ」から中学生時代は「増税社会保険料の値上げが来るが愚痴るな,行政サービスは低下する,年金は当てにならない,昭和100年の危機が早まっている」に変わり,最期は「年金はもらえると思うな,定年後再就職・第二の人生設計も若い時に視野に入れろ,いずれハイパーインフレが来る」と次第に変わった。昭和100年の危機は30年前から予測できたというか社会政策学では定説だったらすい。
 「タケノコ生活や売り食い生活が国家財政にも来ている」という亡父の言葉は,国有財産や三公社五現業の売り食いが始まったことから言い出したみたい。それも底を尽くと,霞が関埋蔵金発掘と称して特定会計積立金や公益法人(財団・社団・独立行政法人特殊法人)の保有預金資産という会社会計なら準備金の取り崩しが始まったわけだ。「会社財産を危うくする罪のタコ配」(商事刑法)に等しいように見えるのは私だけだろうか?
 私達の財政と高齢化社会の将来が判る世代なら,増税社会保険料の値上げ(収入の5割)&行政サービスの低下(特に医療と年金)は受け入れざるを得ないし,年金なんか当てにしてない人も多い。(゚Д゚)マヂデス 少なくともハイパーインフレでジッチャンの資産がX万分の1(名のある問屋資産家がタダ同然)になるよりましだから*1。そうなったら,バカらしくて誰も預金も株式投資もしなくなり*2,日本経済そのものが瓦解するからだ。

*1:「もし日本が第二次大戦で戦勝国となり,ハイパーインフレがなかったら,ワイは二代目ボンボンでポルシェカレラ乗りまわして「ハ〜イ,カノジョ,イカス外車でドライブしない?」とナンパしまっくて遊び暮らし,身上潰してたろうな(ゲタゲタ。」だそうです。ヒイジイチャンはXXXと遠い軽井沢と小樽に別荘を3つ持ってたそうだし,プジョーシトロエンという外車2台とお抱え運転手がいたそうだ。使用人は住み込み含めて30人。w(゚o゚)w

*2:加えて,その日に喰える程度しか働かなくなるでしょう。余分に働いて余分にお金を稼いでもハイパーインフレで極端に目減りするならアホクサとなるわけで,誰もがその日暮らしに十分なお金しか稼がなくなるから