自己分析自己改革案

特捜部の起訴権分離検討=「暴走しやすい」−笠間検事総長
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011022800658
>笠間治雄検事総長は28日、都内の日本記者クラブで会見し、村木厚子厚生労働省局長が無罪となった郵便不正事件の再発防止策として、特捜部から起訴権を分離することを検察内部で検討していることを明らかにした。特捜事件で主任検事を補佐する立場に公判部など他部の検事を置き、起訴の可否を判断させる案が浮上しているという。
>笠間検事総長は特捜部による独自事件について、「個人的には、自分で捜査、起訴するため暴走しやすいと考えている」と述べた上で、「内部では賛否両論がある。外部からの声などを総合的に判断したい」と話した。

 ただの検事や官僚出身の総長ではなく,東京地検特捜部検事を経て同特捜部副部長そして同特捜部長として采配を振るい特捜部の裏も表も知り尽くした検事総長*1。そんな体験に基づく言葉ですから,傍から見ても内部から見ても,重みのある自己分析と自己改革案の言葉だと思います。