SNS幻想の戒め

【インタビュー】ソーシャルメディアで人生は変わらない──中川淳一郎が語るネットの"幻想" ネットもリアルも、まずは「人間」を理解すること
http://journal.mycom.co.jp/articles/2011/03/01/jnakagawa02/
>……結論から入ってしまうと、「ソーシャルメディアなどネットツールを活用しても、自分の能力が増幅されたり、みんなから注目されたりするわけではない。ネットは決して平等で自由な空間でもなく、そこでの存在感は個人の資質や能力に左右される。だから、期待値を低く設定して、身の丈に合った使い方で楽しめばいい」と言うことに尽きるんですよね。要するに、現実世界と同じなんです。
>……実社会と同様に……というか実社会以上に表情が露骨になったりもする。妬み、嫉み、嘲り、中傷といった人間の下品な一面が増幅されることだってある。そういう部分には目を向けず、ただ「ソーシャルメディアって素晴らしい」みたいなことを称える向きには違和感を覚えます。
>ネット関連の話題がメディアに取り上げられたりした場合に、出てくる識者や専門家の顔ぶれが同じだな、と感じませんか。Twitterでいうと、たくさんのフォロワーがいて、発言が膨大にリツイートされたりするネット界の有名人がいますよね。現在、ネット論壇のようなものが形成されていて、そこで発言力のある人物たちの固定化が起こりつつあると言われています。
>……そこに割って入ってネット上で存在感を高めたい、同じような発言力を持ちたい……というのは至難の業だと思いますよ。
>……予談ですが、以前Twitterで見かけて、すごく腑に落ちた指摘があるんです。「企業が採用時にネットで人名検索をかけるのは、悪い情報を探したいときだけ。良いことは面接時に本人がいくらでも喋るだろうから」みたいな指摘があって、なるほどな、と。パーソナルブランディングで"品行方正で有能な自分"アピールを頑張っても、期待するほどは採用サイドに響いてないかもしれませんね。

 私がmixiを始める前に亡父からコンコンと説教された内容とクリソツでビックラしますた。ネットで活躍すれば自分が変わる,他人の評価が変わる……ということを期待していたのですが,始める前に希望を圧し折られて,自他共に認めるファザコンなのに亡父と3時間近く大喧嘩した懐かしき高校1年生時代。変身願望,背伸び,変わりたい変われる幻想……。
 SNSやってみて,わずかの親衛隊取り巻き*1以外は,悪評が広まりセクハラ投稿ばかりですた(^^ゞポリポリ。そりゃそうだ,オトコオンナで鼻柱が強いだけの中身も常識もない女子高1年生のSNS日記なんてそんなものだったもの_| ̄|○。銀髪や紫髪なんてものじゃなくて,燃えるような赤髪や鮮明な緑髪の後ろ姿写真をうpしてたし(爆。
 そして我と冷静さを忘れる危険性も。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2011/03/01/jnakagawa02/002.html
>不思議と、インターネットが絡むと人は冷静さをなくしてしまうんです。ネット界隈の識者・著名人は特に。それは従来メディアへのルサンチマンなのかもしれないし、ちょっとした左翼志向からくる静かな革命家の血が騒ぐのかもしれないし、新しいトレンドやツールへの嗅覚が鋭く、ネットのことをよくわかっている俺アピール……みたいな功名心なのかもしれませんが、俯瞰的に捉えて冷静に考えれば見えてくるはずのことを、なぜか見落としてしまう。まあ、そういうムードを確信犯的に醸成して煽ったり、便乗して商売しようとするメディアや専門家がいることで、さらにその傾向を助長させている側面もあるとは思います。「週刊ダイヤモンド」のTwitter特集(2010年1月23日号掲載)みたいにね。

 もちりん,こんなことも気付かず深夜未明までツイッター三昧の四十路過ぎの某弁護士なんて,高校1年生のオトコオンナでもドン引きします。亡父が某弁護士のブログを見せてくれたので初見のとたん,ウッウッップ……と実感しますたから。*2

*1:やたらオフ会やろうとシツコイ大学生や中高年独身おじさんばっかり

*2:逆説的でしたが,ファザコンのメリットは中高年男性への見方がとても厳しくなることですた。唯一のメリットかもしれません。社会人として活躍している大人(のはずの)男性をあれこれ比較して厳しい視線を向けるようになるんですよね(汗