危険性も事実を淡々と伝える

2号機、通電作業が中断…5号機は外部電源に
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110322-OYT1T00072.htm?from=navr
(全文を通読してみてください。記者の主観的評価はないに等しいです)

 このような,クール・アズ・キューカンバー,が理想です。
 某作家が割腹自殺を遂げたとき,生死不明状態で駆け付けた警察官の警察無線の確認報告は,「Mの胴体と頭部の距離は目視で約Xメートルです,どうぞ。」だったと言われてます。
 ヘリコ事故現場で瀕死の亡父を発見したサージャンは,亡父の容体を素早く確認して,「コード・ブラック*1・フラッシュ*2,リクエスト・ヘリボーン・イミーディトリィ」と普段より大声ながら冷静にマイクに吹き込んだと語り継がれてます。「いやぁ,恥ずかしい。俺の上司の上司がベト(ベトナムの意味)で,『全弾打ち尽くしました。出血は止まりません。推定2リットル。グック(ベトコンの意味)は12時の方向から約20名,9時の方向から約10名,6時の方向から約50名。救出作戦は無駄です。交信を終わります。アウト。』を最期に送信したとき,明日の天気を報告するように落ち着いていた,と上司から聞いていたんで,普段よりゆっくりと送信しただけだよ。」とのこと。

*1:「心肺停止・瞳孔拡散・四肢硬直」という当時の空軍フォーマット略語

*2:「至急報」「緊急電」という当時の空軍フォーマット略語