官制風評被害\(?。?")マテコラ

福島・双葉病院「患者置き去り」報道の悪意。医師・看護師は患者を見捨てたりしていなかった(追記あり
http://news.livedoor.com/article/detail/5424517/
>■報道の実例

asahi.com朝日新聞社):患者避難、医師ら付き添わず 21人死亡の双葉病院 - 社会
東日本大震災:福島・避難の高齢者14人死亡 救助時、患者のみ82人−−入院の病院 - 毎日jp(毎日新聞)「医師、職員らは不在」

>もともと福島県による発表を受けて横並びの報道がなされたものだが、福島県の訂正発表を受けて、一部の報道は現在削除されている。
>しかし、訂正後も病院関係者を非難する論調が残っているものが多い。読売の報道では、本文で事実が明らかになっているものの、タイトルが名誉を損なうものとなっている。また、河北新報は古い情報のまま、非難口調をさらに強めている。

•福島・双葉病院、患者だけ残される : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
河北新報 東北のニュース/院内に高齢者128人 医師ら置き去り?避難指示の双葉病院:3月18日の訂正後の報道にも関わらず「県の担当者は「なぜ入院患者だけがいたか、現段階では分からない。避難する中で混乱が起きることはあるが、もし高齢者だけを置いて避難したとしたら許せない」と話している」とさらに煽る文章となっている。

>このような状況の中、最初の報道をそのまま受けて双葉病院の職員が逃げたかのように思ったままの人も少なくないと思われるので、簡潔にまとめておきたい。
>■3/19追記
>まず注記。「双葉町の双葉厚生病院」と、今回の舞台である「大熊町の双葉病院」は別の病院である。
>今回の件は現地の混乱の中で起こった悲しい行き違いであると思うが、そこで双葉病院の職員をスケープゴートにして怒りをぶつける形になっている報道姿勢には強く異議を唱えたい。NHKの報道でも、福島県側の主張のみに偏り、院長には電話で話を聞いてその一部だけを強調する内容であったと考える。
>現在の困難な状況の中で、事実とかけ離れた内容によってスケープゴートを生み出すような報道は謹んでほしいと心から思う。そして、真実が明らかになり、名誉回復が行なわれることを強く希望する。
>■3/20追記
>搬送中と搬送後合わせて21人の患者さんが亡くなったのは非常に悲しいことである。しかし、それを双葉病院の医師たちが最終段階で患者から離れていたからという理由付けをして双葉病院関係者を叩くのは絶対に間違っている。
>繰り返す。精神的障碍者を含む約100人の患者を、まる3日以上、数少ない職員と乏しい物資という極めて厳しい環境の中で支えてきた。1度目の自衛隊救援後、二度目がなかなかこない中でいったんは警察官の指示で避難したが、また自衛隊と一緒に現場に戻ろうとしてそれを阻まれた。双葉病院のスタッフは最善を尽くしてなおあまりある行動を取っている。それを「患者を放置して逃げた、許せない」と非難するのは、人間として間違っていると私は強く思う。
>双葉病院院長は取材に答えて、患者を残して避難したのは事実、と述べているが、それは医療関係者としての誠実さから、自省的に述べたものであると判断する。医療従事者として最後まで付き添えなかった無念さを述べているのである。そのように語ること自体、医療従事者としての誠意であると信じる。したがって、その言葉尻を捉えて「やっぱり逃げたんじゃないか」と責めるようなことは、人として決して行なうべきではない非人道的発言であると固く信ずるものである。

 亡父が生きていたら,「公務員の風上にも川下おけない!」と福島県庁に怒鳴りこんでいたと思います。同じ公務員として恥ずかしいの極大致!!!とか。プンプン(怒。これじゃあ,クライシス・マネジメントの渦中で,官制マネジメント・クライシスじゃありませんか!!!
(3/23 追記)
 kitchen-norinori様からご提供いただいた情報によれば,次のとおりです。私は医療従事者ではないのでm3.comサイトを閲覧して裏付けがとれませんので,医療従事者の皆様に判断を委ねます。o(_ _*)o*1

患者置き去りと不当非難された双葉病院医師からの報告
http://usmletoer.exblog.jp/14474940/
>m3.comという医療従事者用のサイト内掲示板にて、双葉病院医師の報告が掲載されている。
掲示板は医師以外は見られない(ことになっている)ので、多数の人の目には触れにくい。
>しかし転載可とのことなので、当ブログにそのまま引用する。
>(以下m3.comの投稿記事から引用)

 ただ,思い出すのは,滞米中の森林警備隊の訓練でXXが△△で□□したのを見て,慌てて立ち上がって「ゲッダウン!,ヘッダウン!,コード・レッド!,インプルージョン!,ファイアー・フラッシュオーバー!,コード・レッド!……」と叫んでいたら,訓練指導官の退役陸軍少尉から突き飛ばされて上から覆いかぶされた上,抱えあげられて,そのまま安全地帯まで御姫様だっこ状態(といってもプライマリ高学年のガキ体型と体重w)で有無を言わさず強制退避させられたことがあります。
 後方に強制退避したら,訓練教官の同行医師(予備役中佐待遇)が負傷者救助に向かおうとしたとき,件の退役少尉が私をドサっと放り出して,今度は件の医師を必死に抑えて,フラッシュ・オーバーというかバーン・アウト現場から遠ざけようとしていました。人命救助を至高の使命とする善意の塊のような医師が抗議すると,「ドク…オール・ライト…サー。イッツ・マイ・ビジネス。アイ・マスト・セイブ・ユー……アンド・ヨア・ファミリー。」と落ち着いた諭すような声で言った言葉が今も耳に焼き付いています。私からお伝えできるのは,このような幼少期の類似体験だけです。

*1:守秘義務の関係でここには書けない情報源に基づけば,m3.comの当該投稿内容は,おそらく信頼度が高いと思いますが(以下略。