キツイ警告

「喫煙で死ぬことがあります」…米でキツイ警告
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110622-OYT1T00629.htm
>25年ぶりの大きな改定で、来年9月以降、米国内で販売されるたばこは、パッケージの上半分をこの警告に当てなければならなくなる。たばこ業界は、言論の自由などを理由に新規制無効を求める訴訟を起こしている。

 悪乗りしてみます。

原発で死ぬことがあります。」
 燃料をバケツ手作業で攪拌すれば自然臨界しますから(゚Д゚)マヂデス。

原発停止で日本の電力供給が死ぬことがあります。」
 代替エネルギーの開発をさぼり,火力発電所をコスト高からどんどん廃止したから,夏場の供給を上回る電力需要で大規模停電が発生することはニューヨーク大停電事故を見ればあきらかです。

喫煙率は着実に低下しているのに,肺がん発生率は着実に増加しています。

喫煙率の低下に連動して肺がん発生率の伸び率が鈍化しています。

 どれも間違いではないので表現の自由表現の自由*1の範囲内です(汗。
 前二者は,「可能性論」なら議論はどこまでいっても平行線の見本です。可能性なら,飛行機は墜落するし,電車は急カーブで脱線するし,原発津波にさらわれて深海に沈埋します。
 後二者は,統計分析で「相関関係」を見ないと統計で嘘がつける見本です。ことに増減率の相関まで厳密に分析しないと,失業率と犯罪発生率との相関関係がある,という誤った統計分析?を自称犯罪学の専門家(実は統計学のド素人)すら唱えてしまいます。
 分析(アナライズ)は難しいと思います。藁人形戦法や排他的二者択一論法でなくても(汗。

*1: (6/26追記)皮肉を誤解されて慌ててましたが,美人過ぎる検事さんから「一般の人が読むブログでは,皮肉の意味でテクニカルタームを使うときはカッコ書きにした方が誤読されなくていいわよ」とのアドバイスで修文しますた(^^ゞポリポリ