ありがとうベロニカ兵長殿

トモダチ作戦で橋渡し アメリカ人女性通訳に被災地から感謝の声 2011.8.5 22:45
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110805/trd11080522490027-n1.htm
>「米国空軍です。助けに来ました」
>コックス兵長は「普段はヘリにも乗らないデスクワークの情報兵。降下の経験はなかった」と打ち明ける。だが、屋上に書かれた「200人SOS」の文字をみて、「目の前で助けを求めている人がいる。私の身がどうなるかなんて怖くなかった」とはにかんだ。
>女性職員らからは「かっこいい!」という歓声も上がった。コックス兵長は「誰か人が来てくれただけでうれしかったのだろう」と照れるが、事務員の菅原嘉(か)倫(りん)さん(24)は「日本語が通じたときは、ほっとした。あの感動は今も忘れられない」という。
宮城県石巻市の小学校で、足を骨折しても「私はまだいい」と搬送を遠慮する高齢男性の姿を見て「譲り合いの精神に感銘を受けた」というコックス兵長は「どれだけ橋渡しになれたかわからないが、どんなに小さくても、第二の故郷の日本のために協力できて本当によかった」と話している。

 善意の塊のようなオールアメリカンパーソンズスピリットは健在です。ベロニカ・シニアエアマン…(^^ゞ敬礼*1…のような方は災害派遣時には普通です。異国災害時は言葉の問題で不安が増減するので,真っ先に通訳を非常招集するのはこういう理由です。

Q「通訳をお願いします。子供を食べたい?と米軍救助隊が言っているとか。」
A「直接話したいので回線をつないでください……。」
  …………
Q「通訳のオナゴさんよ。米軍さんが,ワラス,ワラス,見る,見る,ブランケ,ブランケ,というとるんじゃが,子供を食べに来たんか,とワガネで……。」
A「(クスリ)そりゃ,ワラスはワーラーで水さ。見るはミールで食い物さ。ブランケはブランケットで毛布さ。んと,水と食料と毛布さ持ってきた,としゃべってるだっきゃ。」
Q「なんじゃとてー。ワスらてっきり……ミョウテケレンな救助隊やと……」

 東北弁(津軽弁と秋田弁と……弁)と英語のディープサウス訛りが奇妙なシンクロを生じた例です。

*1:私より階級が1つ上で職制上は上官ですから。おそらくヘリボーン徽章(ヘリボーン訓練課程修了徽章)をこの際取ろうと考えられたと思います