(10/01追記)

omizo 2011/10/01 21:51
http://d.hatena.ne.jp/hascup_jr/20110929#c1317473498
新型インフルエンザ行動計画という最悪を想定した、計画書が行動に移されたわけですが。 ハスカップ氏は過労死なされましたが。 本気で最悪を想定した行動計画書を実行に移すと、余計に犠牲者が増えるのかもしれませんね。 関西は兵糧攻めにあいましたです。修学旅行さえ中止ですから。 医療トリアージでさえ、避難ごうごうであります。 決断した者の足を引っ張る社会構造ですって。

hascup_jr 2011/10/01 22:34 omizoさま
http://d.hatena.ne.jp/hascup_jr/20110929#c1317476077
>>医療トリアージでさえ、避難ごうごうであります。 決断した者の足を引っ張る社会構造ですって。
>助かる人を優先し,助かりそうもない人を劣後する。こんなの西欧合理主義では当然なんですが。最大多数の最大幸福という日本では良い意味の方の「功利主義」こそ人類の至福と確信しています。でないとパラメディック緊急救命救急措置なんて軍隊ではできません。人の生死こそ冷静冷徹な意思決定(決断)が必要だと思います。ところが悪しき日本人メンタリティは情緒的にすぐ反応するから困ったものだと思います。
>そして,最悪の事態に備えると称して「批判や避難非難*1が怖くて」オーバーキルを平気でしますがオーバーホエルムができない重大な欠陥を内包します。

 米国映画「守護神(The Guardian)」*2には,教官が「救助すべき人命を選ばなければならないときが来る。」「助からない遭難者を見捨てることもある。」と叫び,「毎日,なぜ自分だけが生き残ったかと自問していた。」と諭すプロットがあります。これは沿岸警備隊(USコーストガード)の映画ですが,プロットは,ほとんど実例に基づいていると思います。私が転属したUS空軍のパラメディック救難マニュアル*3では,全員救えないときは,助かりそうな重症者を優先し,助かりそうもない重症者(例:全身火傷3度で心肺停止,腹部開放裂傷内臓脱落で心肺停止)を見捨てるトリアージが大事であることが前フリで当然のごとく記載され,特に空軍は,墜落で人体枢要部への5G以上の打撃裂傷(手足が胴体から離脱することもよくあります)やケロシンという航空燃料で「地獄の業火バーベキュー」から救難することが多いので,これは徹底されています。
 また,ヘリコ・レスキューでは,ホイストガータ・バスケットにはマックスで2人(原則1人)しか乗れませんし,ヘリコの航空残燃料から救助可能時間は分単位で制限されますので,助かる遭難者ですら救助する順番*4すらギリギリで判断することもあるのです。

*1:転記時の訂正です。m(_ _)mスマソ

*2:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%88%E8%AD%B7%E7%A5%9E_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

*3:ここに書くのは機密解除部分限定です

*4:劣後者ほどDOA(現・死後病院到着)の可能性が高くなります