グラッときたら?

地震 その時10のポイント 消防庁
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kyoubasi/other/img/point10.pdf
地震時の行動
>グラッときたら身の安全
地震の時は、まず身の安全を図り、揺れがおさまるまで様子をみる。

「グラっときたら机の下へ!」は危険!? 2012年2月27日 15:00 
http://www.disaster-goods.com/news_Fiybqa8oK.html
>行政のホームページでも推奨されているこれらの「常識」に対し、防災アドバイザーの山村武彦氏は警鐘を鳴らす。
地震が発生した際、津波被害以外は多くの人が室内で死亡しているそうだ。これらのことから、地震発生時の初動は「机の下へ」ではなく「ドアを開けるなどして避難口を確保し、直ちに安全な場所に移動する」ことが大切だという。
関東大震災では大火災が発生し、8割もの人が焼死した。このことより地震で恐ろしいのは揺れより火災という認識が根付いた。
>93年の釧路沖地震が発生した際、各家庭ではストーブが使用されていたが地震直後に皆火を消したため大火災は起きなかった。しかし、やかんの熱湯をかぶり火傷をした人が多発した。
>このことから「まず身の安全、そして火を消せ」と指導されるようになった。ガスの元栓も、今は揺れを感知して停止する機能が付いている。

 異なる両論を併記します。少なくとも消火が不安な方は,緊急地震速報が来て地震波が到達するわずか1分程度の間に消火するのでどうでしょう? 倒壊の恐れのある木造家屋では,机の下で圧死したり,倒壊構造物で机下に閉じ込められて焼死・溺死した人も少なくありません。揺れと同時に室外に飛び出すのは論外ですが,緊急地震速報が鳴っている間に,倒壊の恐れがある建物を出て面前の広幅道路中央(都市部)やオープンスペース(農村部)まで避難できる1階に居る方は,まず屋外脱出もTPOで判断するとよいかもしれません。
 関東大震災を経験したヒージッチャンヒーヒージッチャンは,揺れと同時に「火を消せ!窓をあけんかぁ!」と怒鳴っていたのを子ども心に覚えています。「ドアを開けても屋内に閉じ込められて焼死するかもしんないんで,外へ出る窓を開けるのが一番じゃぁ」という体験に基づく指令でした。m(_ _)m*1

*1:ヒージッチャンヒーヒージッチャンの姪御さんが関東大震災時に1階にいて,崩れた2階の下敷きとなり机の下で圧死・黒焦げになったそうです