PTSD最高裁新判例

「PTSDも傷害」初判断、4女性監禁 被告の懲役14年確定へ 最高裁
2012.7.25 19:05
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120725/trl12072519060006-n1.htm
>同小法廷は「PTSDを発症させた場合も、刑法の傷害に当たる」と初めて判断。外形的な傷がなくても監禁致傷罪が成立するとした1、2審判決は妥当だとした。
>被告側は「意思に反する監禁はしていない」と無罪を主張していたが、1審東京地裁は平成19年10月、「女性を意のままに従わせて行動の自由を奪う犯行を繰り返し、精神に深刻な障害を負わせた」として実刑を言い渡した。2審東京高裁も22年9月、「被害者をペットとして扱い、完全な主従関係を構築するゆがんだ目的で計画的に実行した」と認定した。

最高裁「PTSDも傷害」 女性監禁、懲役14年確定へ
http://digital.asahi.com/articles/TKY201207250755.html?ref=comkiji_txt_end
>一、二審判決によると、■■被告は2003〜04年、サイトや「コスプレ」のイベント会場で知り合った女性4人をホテルや自宅マンションに誘い、「帰ったら家族を殺す」「見張りをつけている。逃げても無駄だ」などと脅して4〜116日間監禁。4人にPTSDを負わせた。うち1人には頭や顔の打撲、腰の骨折などのけがを負わせた。
>この事件は、監禁場所から逃げた被害女性が千葉県内の教会に逃げ込んだことから発覚した。被告は03年に別の傷害事件で有罪判決を受け、保護観察中だったことから保護観察制度のあり方も問題となった。

 鬼畜の所業で無罪を主張しても法的正義の前には通用しません。この事案では,PTSDの米国診断基準を満たす証拠集めをした検察側の入念な立証が成功した模様です。長期実刑で被害者の方々のPTSDの予後が少しでもよくなることを希望します。(T_T)