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レイプに予防法はない Dr.北村の「性」の診察室ブログ
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 そして、強姦の特徴とは・・・
(1) 強姦は暗い夜道で、見知らぬ男だけが引き起こすのではありません。安全なはずの場所で、信用していた男から被害を受けることが多いのです。
(2) 身なりや振る舞いなど、被害者の行動が強姦の原因ではありません。強姦の原因は加害者です。
(3) 衝動的な犯罪ではありません。犯行は意図的かつ計画的に行われています。
(4) 加害者はさまざまな物理的、心理的手段を使い、被害者を脅し従わせます。抵抗がないことを同意だとする見方は大きな誤りです。
(5) 被害は見知らぬ男からよりも顔見知りの男からのほうがはるかに多く起きています。顔見知りだから強姦ではないと決めつけたり、被害を疑ったりするのは間違いです。顔見知りによる強姦は、加害者が立場や信用を利用して犯行におよんでいます。
(6) 強姦は被害者にとって大きな心的外傷となります。この被害の深刻さは理解されていません。

……このようにレイプを予防することは不可能ですが、子ども達には危険な状況におかれた時に自分の身を守るための方法として、「No」「Go」「Tell」を教えておきましょう。
No: 自分がイヤだなあとか、自分の身に危険を感じたら「ノー」といえるように。その相手は必ずしも見ず知らずの人とは限りません。親であっても、学校の先生であっても、時には警察官であってもNoと言わなければならないことがあります。しかも、できれば、大きな声でNoと言います。もちろん、声が出ない場合には無理をする必要はありません。
Go: 「ノー」といったら、できるだけ速やかにその場を立ち去ります。
Tell: そして信頼のおける大人を探し出して助けを求めるのです。
 誰もレイプの被害者になることを望んでいる人はいません。でも、想像もつかない事件に巻き込まれることがあります。そんな時に、心掛けてほしいことを以下、列挙します。
・ (無理にとは申しませんが)事件に遭ったことを警察署の犯罪被害者対策室に届け出てください。
・ そうすることにより緊急避妊薬(「ノルレボ錠」)を無料で処方してもらうことができます。性感染症の諸検査、人工妊娠中絶手術経費を負担してくれる都道府県もありますので、問いかけてみてください。
・ 届け出ができなくても、できるだけ速やかに緊急避妊薬の処方をお願いしてください。
・ (気持ちはわからないわけではありませんが)医療機関での受診に際しては、事前に風呂に入る、シャワーを浴びるなどをしないほうが賢明です。なぜか? レイプ被害に遭った証拠を失うことになりかねないからです。

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