厚生年金「飢饉」_| ̄|○

年金基金の脱退認める=財政悪化「やむを得ない」−長野地裁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012082400763
>判決によると、同基金では2010年、約23億8700万円の使途不明金が発覚。元事務長が業務上横領容疑で指名手配された。原告は基金の将来を悲観して11年1月に脱退を申し出たが、基金側は代議員会で承認しない議決をした。
>山本裁判長は「基金の存続が危ぶまれているようなやむを得ない場合は、意思表示すれば脱退できる」と述べ、議決は無効と判断した。
>同基金は、AIJ投資顧問に約65億円をだまし取られたとされ、中川信幸理事長は23日の記者会見で「(将来的に)解散せざるを得ない」と述べた。

 司法試験なら「結社脱退の自由」という論点で,古い地裁判決例では,「内部規約に反する会長の承認のない町内会からの脱退は有効」というのがあります。ですが本質は年金基金が管理者の業務上横領や投資顧問の詐欺の餌食になっていることと有効な防止監査手段を持たない現状でしょう。