日米法文化差異

トモダチ作戦の兵士、東電提訴 「情報開示怠り被曝」
http://www.asahi.com/international/update/1227/TKY201212270729.html
>【ロサンゼルス=藤えりか】米メディアによると、東日本大震災での米軍の救援活動「トモダチ作戦」に従事した兵士8人が、「東京電力が情報開示を怠ったため危険なレベルまで被曝(ひばく)した」として東電を相手取り、損害賠償を求めて米サンディエゴの連邦地裁に訴えた。
>訴えたのはカリフォルニア州を母港とする米空母ロナルド・レーガンの乗組員8人。東電が米軍に「間違った安全感覚」を植えつけ、「脅威となるほどの放射能レベルではなかったという錯覚を起こさせた」と主張。損害賠償として1千万ドル(約8億6千万円)、詐欺や怠慢などへの懲罰的賠償として3千万ドル、医療費をまかなう1億ドルのファンドの立ち上げを求めている。

 日米間では,民事法制や判例解釈も大きく異なりますので,日本なら現実的損害の公平な負担が大原則なので,「詐欺や怠慢などへの懲罰的賠償として3千万ドル、医療費をまかなう1億ドルのファンドの立ち上げ」は認められないでしょう。
 しかし,情報開示と安全配慮義務の先進国である米国兵士は,みな「日本国政府と東電の情報開示が無いに等しい」と作戦現場で怒りまくっていたのが現状でした。
 なお,私も「通訳現場移動」の度に緊急現場除染を何度か受けましたし,撤退するときは徹底的な内部被ばく調査と全身除染措置を受けましたので,多分被ばく後遺症は大丈夫でしょう。