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バルサルタン:臨床試験疑惑 降圧剤不正「意図的操作」明言避け 大学側会見、元社員は聴取拒む 毎日新聞 2013年07月12日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20130712ddm041040187000c.html
>「今回の事態を招いたことを極めて重く受け止め、心からおわびします。関与した者の厳正な処分を行いたい」。この日、京都市内の京都府医大で行われた記者会見で、吉川敏一学長は深々と頭を下げて陳謝した。
>報告書では、統計解析を担当した元社員や、研究を主導した松原弘明元教授(56)を含む複数の人物がデータ操作に関わることが可能だったとした。しかし、調査委員長の伏木信次副学長は「意図的な操作かどうかも含めて特定することはできなかった」と、明言を避け続けた。
>日本医学会の利益相反委員長、曽根三郎氏は「操作によって効果があったというのは捏造と言われても仕方がない。操作された結果を基に販売促進に利用したことは極めて悪質であり、再発防止のためにも企業は大学の調査に協力し、説明責任を果たすべきだ」と指摘する。
http://mainichi.jp/opinion/news/20130712ddm001040062000c.html
>◇バルサルタン
ノバルティスファーマが商品名「ディオバン」で2000年に国内販売を始めた高血圧治療薬。12年度の国内売上額は約1083億円。世界約100カ国でも承認されている。京都府医大東京慈恵会医大が各3000人を対象にした大規模臨床試験では、血圧を下げるだけでなく、脳卒中狭心症のリスクも小さくする効果があり、同種の別の薬より優れているとの結論が出た。

 私は法曹の前の前に薬剤師を志望していましたから,心が痛みます。安全性や薬効のデータは人体への医薬品セキュリティだけではなく販促で至高のデータですから構造的詐欺と批判を招いても仕方ないでしょう。

ダレル・ハフ著(高木秀玄訳)「統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス講談社(1968/7/24)ISBN-10:4061177206,ISBN-13:978-4061177208