OH!NO!

理研笹井芳樹氏が自殺 先端医療センター関連施設内
2014年8月5日11時25分
http://www.asahi.com/articles/ASG853DJ9G85PIHB005.html
>神戸水上署によると、笹井氏は階段5階の踊り場で、ひも状のもので首をつっていたという。県警によると遺書らしきものが見つかっており、自殺を図ったとみている。
>笹井氏は1986年に京都大医学部を卒業後、米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)客員研究員などを経て、36歳の若さで京都大教授に就任。2000年から理研発生・再生科学総合研究センターに在籍し、13年4月から副センター長に就いた。
>ES細胞から脳の一部や網膜をつくるのに成功するなど、神経系ができるメカニズムの研究で国際的に高い評価を受けている。「ネイチャー」や「セル」といった一流科学誌に10本以上、論文を掲載しており、武田医学賞(12年度)、上原賞(13年度)など医学研究の受賞歴も多い。
>STAP細胞をめぐっては、論文2本のうち1本の責任著者として名を連ね、小保方晴子ユニットリーダーが論文を作成する過程で指導的役割を果たした。研究成果を発表した1月の記者会見では、小保方氏、若山照彦・山梨大教授とともに出席し、研究の意義などを説明。「すばらしい発見で、誇りに思う」と話していた。
>論文に不正疑惑が浮上した後の4月には、記者会見を開き、「合理性の高い仮説と考えている」と説明。7月に論文が撤回された際には、「慚愧(ざんき)の念にたえない。STAPの整合性を疑念なく語ることは困難といえる」とするコメントを出した。
>不正再発防止の提言をまとめた理研の改革委員会は6月、笹井氏について、「責任は重大」として、厳しい処分を求めていた。

 執拗なマスコミバッシングに逢い所属する組織から厳しく責任追及されると並みの神経では真面目な人ほど持たないと思います*1自死へのご批判は色々とあるかと思いますが*2,残されたご家族に思いをはせて謹んで冥福を祈ります*3
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*1:生前のパパリンが常日頃ニュースのたびに口にしていました

*2:米国連邦憲法尊厳死(延命中止)に関連して自殺の自由権を認めるか,という論点があります。WASPが法曹多数派の米国ではプロテスタントの教義として自殺を禁じているので(以下略)

*3:「あのとき私がこうしていればあの人は(自殺を思いとどまって)助かったかもしれない」と家族や親友は自分を責めることが多く,後々まで罪悪感を引きずるPTSDとなるからです。これはパパリンが育ての母の脳溢血死(私の養祖母)の第一発見者だった時の体験だそうです