ネット人格ペルソナ
アンチョコ作者は,オフ会での本人の言動やそこで会う常連さんの話を総合すると,趣味系サイト,技術系サイト,文学系サイト,法律系サイト……では,それぞれ別の仮面がフィットしていたようだ。仮面に合わせてハンドルも,鉄分補給中,独田風,アラドロンパ*1,ハスカップ……と使い分けていた。
それは,作家や芸能人が私生活と区別するために筆名や芸名を使い分けするのと同じで,興味分野で思索の区別(ディスティンクション)と分離(コンパートメント)を意識して行っていたからだと思う。パタリロとシバイタロカ博士とフリッツ・フォン・マンテルのように。*2
これは多分野で活躍するノウハウであるとともに,一つの世界の感情やストレスを他の分野に持ち込まない遮断環境の設定(アイソレーション)という,カウンターストレスのノウハウなのかもしれない。