大英帝国

 グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国は,世界の中心だ。GMT(UTC)を見れば判るw それに世界の基軸通貨USドルの母胎国(元宗主国という趣旨)だし,過去には世界最大の植民地を擁したし,サッカー,ラグビークリケット,ゴルフ,競馬,など多くのスポーツが発祥した国でもあれば,産業革命の祖国であるとともに,世界人口の30%を擁するイギリス連邦宗主国でもある。
 そして,メイビー,史上初の産業革命が,史上初の都市貧民階級(階層)を産出し,史上初の原始的な労働法(工場法)や原始的な社会保障法(新救貧法1834年改定エリザベス救貧法)と史上初の共産主義思想(カール・マルクス)を生み,引いては,史上初の労働政党と偉大なチャップリンをこの世に生み出したと思う。それが生産力維持説の経済的必然性過程に基づこうとも,労働運動台頭説の社会的必然性過程に基づこうとも,国家譲歩説の政治的必然性過程に基づこうとも。
 また,世界最高度の議会中心主義であり,性別変更以外は議会は万能の権限を持つ*1のは,メイビー,英国議会だけであろう。*2 不文憲法軟性憲法を持つのに近代以降は独裁政権(ディクタトゥーラを含む)ができなかった唯一の国という意味でも偉大だ。
 ただ,私としては,史上初の高度対テロ特殊部隊SAS*3の創設と実践的な選抜システムと訓練施設(キリング・ハウス)を制度化したことを偉大さの特徴に掲げたい。ドイツのGSG9*4も日本のSAT*5も米国のシールズ*6やデルタフォース*7にしても,全てSASが先生だったからだ。
 もっとも,亡父は,ビートルズサンダーバードアイリッシュウイスキー(ダンヴィル・アイリッシュPRE)を生んだのが三大グレイトだと確信していた。*8