故意と過失

 法律の勉強は初学者にとって味気ない。特にテキストや基本書は,いきなり読んでも抽象的で無味乾燥に感じるからだ。

秋の夜に 六法読む 味気なさ 恋という字は いずこにもなし
(読み人知らず)
伝説的出典:某学生寮のトイレの落書き

 これは,亡父から教わった法学部神話の和歌?である。一説によると,我妻栄教授が無名の学生時代にエッセイで紹介したもので,実は本当の作者は若き我妻教授だという。アンビリーバーボ。
 これを紹介した某司法試験受験雑誌には,返歌も載っていたそうで,亡父によれば

民法の 709条 故意という 六法いまだ 捨てたものじゃなし(字余り)
(読み人知らず)

なんだそうで*1,「オヤジギャグの駄洒落じゃない?ブーブー(T_T)」と私が言ったら,亡父は

刑法は 構成要件 責任と 2つの故意 刑法一番 電話は二番
(亡父作w)

と言って,一人で爆笑してますた(汗*2
 今だったら,「♪惨事のおやつは故意過失〜」と歌い返してあげたのに……。

オヤジギャグという「不注意(過失)」で「故意(恋)」が滑ったw

の方が1年坊主らしいと亡父は喜んだかも知れない。

*1:和歌なのに季語が無い,と突っ込まないのがお約束w

*2:最期の部分は「♪カステラ一番,電話は二番,三時のおやつは■■堂」とうCMのモジリだそうだ