怨恨犯罪の怖さ

 非がどちらにあろうが,怨恨の塊となると爆発したら文字通りブレーキが利かなくなるみたいです。人に恨まれることがないような善良な人でも,一方的に恨みをかうことがあります*1。特に「自分は絶対的に正しくて,問題や原因は全て周囲にある」というような転嫁罰傾向のある人が犯人だと,理性や感情面での説得を受け付けず跳ねのけます。「死刑になっても」とまで怨恨の傀儡になった犯人では,死刑の威嚇力に基づく打算(利害得失)で自分で自分を説得することは期待できないでしょう。
 映画「青春の蹉跌」*2のような若人の暴走1人殺なら青年期の刹那的短絡的気の迷いの例外事象と説明もつくでしょうが,大卒3年(=高卒7年)相当の25歳(被選挙権最低年齢)以上中高年ころまでなら,社会的常識を最低レベルで備えた社会人を平均像として現代社会はシステムが形成されているので,どう対策を立案したら……。
 人口統計に従えば,私も結婚して子供を産むでしょう*3。その子が育って怨恨大量殺人をしたらと思うと恐怖で体が強張ります。ホントに親業ってたいへんだと思う。それは私みたいなハチャメチャ変人をここまで育ててくれた両親の姿を思い起こせばわかりますので(汗。

*1:「善人にも火の粉は降りかかる」

*2: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E6%98%A5%E3%81%AE%E8%B9%89%E8%B7%8C

*3: もちろん非婚出産は否定されないし(爆,拡大再生産か単純再生産か縮小再生産化は予測不可能ですw