学部横断でラーメンの考察

 UFO研究会で,たまには旨い物喰おう,から始まって,ラーメンの味噌・醤油・塩の三味を比較をした世代がありました(年報雑記帳の記録)。UFO研究会は,学部横断サークルといっても,「理工系の変人と文系ヲタクに偏向していますが,他大学の方も受け入れおkでUFO好きなら誰でも」(サークル紹介ママ)なところです。

  • 科学部部隊が,三味の成分分析に走り
  • 食物学科が,三味の食材調べに出かけ
  • 経済学部が,三味のマーケットリサーチとコスト計算
  • 政治学科が,三味著名地場の政治力学をアンケート
  • 数学科が,三味の理想の旨味の方程式を立て
  • 歴史学科が,三味のルーツを調べまくり
  • 法律学科が,三味ごとの食品衛生規制を論じ
  • 工学部軍団が,三味別のスープの製造工程の分析
  • 医学部が,三味比較対象の自然食療法の盲検測定
  • 薬学部が,三味から薬品成分の抽出

という研究を半年もwかけて行い,各分野ごとに三味を5段階評価して集計するというヲタッキーなものでした。評価といっても専門分野ごとに独断と偏見が許され,さてどんな結果がでるかと(統計担当は数学科統計専攻の先輩w)固唾をのんで見守ると

      • 三味に統計上の有意さなし\(?。?")マテコラ

という結果になりました(。_・☆\ ベキバキ。地域別メッシュをかけても

      • 醤油味が全国平均でわずかに有意
      • 味噌味が東日本でわずかに有意
      • 塩味が西日本でわずかに有意

だそうです。

 ちなみに,当時の担当者は,それぞれの専門分野で卒業論文を書いたり,修士論文はまだいいほうで博士論文を書いた方もいたそうです(゚Д゚)マヂデス。
 トリビアですが,ラーメンのルーツは比較的新しくて,中国の汁麺や南京ソバを参考に考案された日本の横浜中華街が発祥地で(ただし争いがある)*1,本場中国に逆輸入された珍しい中華料理なんだそうです。

*1:古代文献によれば,麺つまり鹹水麺のツールは内モンゴルと言われるが真偽のほどは定かでない。ちなみにイタリアの研究では,紀元前4世紀ころにイタリアで普及したパスタがシルクロードをわたるうちに中華麺に変遷したという突飛なものまであるそうな