守秘義務考

 私は,守秘義務宣誓書にサインしている。その法的効果はさておき,知り得た公務上の秘密は,亡父との約束でナチスばりの拷問を受けても,墓場まで持っていく覚悟だ。亡父の末期は,盲目四肢麻痺となり,病院のベッドに縛り付けられた亡父の手足口耳の代行に私がなったからだ。ときあたかもXXXXという異常事態で,人が呼ぶ「ハスカップ文庫」*1を亡父に代わり運営管理したからだ。そこには多数の省庁の多数の公務員が「早朝出勤途上」「昼休み」「勤務時間外」「時間休をとって」と押し掛けて資料を漁って検討し,「弊国の将来は……」「九州の非常事態は……」「X国の先例では……」と深夜未明早朝まで喧々諤々状態だったからだ。
 亡父の口授をそのまま携帯メイルに打ち込んで,某省某高官に送ったこともあるし,行政文書?横文字論文を写メで添付したこともある*2。それで一人でも遠い日本国民が救われて,資産や信用や家族を失うのを防げたら本望だとまで思った。若干高校生の分際で,公務に奉仕する充実感の日々を味わった。これで2人以上の人が救われるなら,私1人の人生よりもボーティング(多数決や算数のような意味です)で生まれた価値があった!とまで思った。
 ただ,それは「多くの国民に知ってもらおう」とは思わないので詳しくは書かない。そんな某海保職員という特別司法警察職員のような自己顕示欲は私にはないし,「善行は隠れてするべきで公言しないものだ」という牧師さんの言葉を守っているからだ。故にこの先も私は「一介の法学部女子学生一介のファザコン元法学部女子学生」*3で「秘密は墓場まで持っていく覚悟」のままで人生のハッピーエンドを迎えたいと願う。

*1:実際は「XX(XX)文庫」とパパリンの実名で呼ばれてましたがネットではハンドルで置き換えですw

*2:息抜きのブログ投稿まで口授のまま投稿させられた。人が聞いたらなんと娘使いの荒い父親かと思うかもしれないが,私はこれまでの人生(当時)で最高に充実してたし,第一被害者の承諾なのだw

*3:タカ派の麻酔科医先生のコメントにインスパイされて改題ですm(. .*)mペコリ。