暴力で主張貫徹は「反・法の支配」

弁護士殺人に無期判決 地裁「法治国家の根幹揺るがす」2011年2月28日16時24分
http://www.asahi.com/national/update/0228/TKY201102280290.html
>小池勝雅裁判長は、動機について「弁護士を脅して妻の住所を聞き出そうとした。事務所訪問時には殺意は無かったが、前野さんに断られてとっさに殺意を抱いた」と認定。「裁判中にもかかわらず暴力で自らの主張を押し通そうとした。これは量刑を決める上で決定的な点で、法治国家の根幹を揺るがす極めて悪質な犯行だ」と述べた。

 「暴力で自らの主張を押し通そうとした」で思い出すのは,某弁護士が存在すら否定した*1,担当医師殺害という青物横丁事件という著名な事件です。

青物横丁医師射殺事件
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/aomono.htm
青物横丁駅射殺事件(事件史探求)
http://gonta13-lj-hp.web.infoseek.co.jp/newpage378.htm
ニッポンリポート 法廷編 青物横丁医師射殺事件(上)(下)
http://homepage3.nifty.com/tetuh/012.html
http://homepage3.nifty.com/tetuh/013.html
青物横丁医師射殺事件の関連リンク集
http://matome.naver.jp/odai/2126689114942123001

 こちらは地裁・高裁・最高裁の各判例が出て公開されており(知らない方が恥ずかしい?),横浜弁護士殺害事件と異なるのは,こちらの元被告人は精神障害に罹患していた,という同情の余地のある(非難可能性が減弱する)事件です。