国益と条約

原発事故の賠償条約加盟へ 外国の法外な請求防ぐ 政府、週明けに米と協議開始 2011/8/14 2:00
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E3E1E2E3908DE3E1E2EAE0E2E3E39F9FEAE2E2E2
>政府は米国の働きかけにもかかわらず、これまで加盟を見送ってきた。原発事故が海外で発生して日本側が被害を受けるケースを主に想定してきたためだ。条約に加盟して裁判を相手国に委ねた結果、その国の基準で低い賠償を受け入れざるを得なくなる事態を懸念していた。
>方針を転換するのは、東京電力福島第1原発の事故の発生で、国内の原発事故で海外から巨額の賠償を求められる可能性を認識したためだ。原発事故による海洋汚染で漁業被害が近隣国に及んだ場合でも、その国が条約に加盟していれば、賠償関連の裁判を日本に集約できる。

 セコイなんて思ってはいけないです。これが外交による国益確保の国際標準です。実際,原子力災害国際賠償条約は,各国の国益がぶつかりあい調整がつかず,3つの条約が鼎立して統一解決を見ていないんですから。