年金世代間格差(+。+)

年金「過剰支給」5兆円、世代格差対策急務に 2011/10/15 3:30 
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C889DE1E7E4E3E0E7E2E2E3E7E3E2E0E2E3E39797E0E2E2E2
>支給開始年齢の65歳から67〜68歳への引き上げは米英独も計画している。個人に影響が大きいため各国とも数十年先をにらんで計画し、07年以前に引き上げを決めた。
>日本/本でも1990年代から「引き上げ案」は何度も浮上したが、政府は決定を先送りした。その結果、人口の多い団塊世代は60代となり、支給開始年齢引き上げの影響を受けず、60歳から年金を受け取れる。厚労省案が実現すると、平均で年120万円の厚生年金が消える“痛み”は50代以下に集中する。
>今回の改革は、「世代間公平」を打ち出した。それなのに改善しようとすればするほど、若年世代の負担が増してしまう矛盾に陥っている。
>「自分が年金をもらいすぎていることを知らない高齢者が多い」。9月末の社会保障審議会で経団連代表委員はこう訴えた。公的年金には物価に合わせ支給額を増減する物価スライドと呼ばれる仕組みがある。だが、過去10年は物価が下がっても受給者の反発を恐れ、年金は減らさない年が多く、年金の実質価値は上がっている。
>もう一つ、年金抑制策として導入したマクロ経済スライドも発動していない。物価や賃金が下がった年は発動しない条件を付けたためだ。現役世代が賃下げとなった年も、高齢者には前年と同額の年金を払い続けた。
>国民皆年金制度の創設から今年で50年。当時は経済の高成長と人口増が続くことを前提に若年世代が高齢者を支える年金制度を設計した。その前提が低成長、少子化へと様変わりし、制度の穴を塞ぐだけでは問題は解決しない。制度疲労の年金は一から作り直す時期。検討に着手するのに早すぎるということはない。
マクロ経済スライド 年金財政を改善するために給付水準を自動的に抑える仕組みで、2004年の年金改革で導入した。毎年の年金の伸び率を賃金や物価の上昇率より0.9%低く抑える。ただ、これまで一度も発動したことがない。厚労省は12年度から38年度までこのスライドを発動する計画をいったん立てたが、今は15年度までは発動に政治的合意を得るのは難しいとみている。

 高齢者の票喪失が怖くて政治的判断で優遇したツケがあらわになってきたようです。科学的合理性の政策判断や制度も,代表民主制の前には,ギリシャゼネストと同様の問題が垣間見えます(以下略。*1
 私は,既にプライマリ時代から,亡父によって昭和百年の危機を刷り込まれていますしたから,「お前の30才以降は稼いだ金の半分しか手元に残らない。経済や雇用情勢も衰退する。専門技能を身に付けて専門職となれ。資産収入の安定よりも公益奉仕で心の平穏を目指せ。」との教えを達観して受容してます。
 公的年金や企業雇用に頼らない老後を考え,できれば弁護士と英仏通訳と教会奉仕活動で自立した高齢者になりたいと愚考してます。いま楽しい青春時代を謳歌するよりも将来に備えて,司法試験受験勉強,英仏通訳ボランティア*2,教会のご奉仕活動で,大学生活をスキルアップに費やそうと考えています。*3

*1:古くは高度経済成長時代の西ドイツで,企業年金支給年齢の繰り下げタームで,企業側が優秀なテクノクラートを募集したり,職能労働組合が団体交渉の労働条件改善に掲げてストを打っていたりしていた史実もありました

*2:給付奨学金の収入制限の関係であまり稼げないので,経費扱いとなる食費交通費が現物又は実費支給されるボランティアに励んでいます_| ̄|○。もっとも,特急料金が支給されても鈍行で(新幹線特急料金支給なのに青春18切符という超裏ワザもw(゚o゚)w),朝食500円と昼食夕食各1000円が支給されても手製弁当持参で1食250円で,現物支給のランチやディナーのバイキングでは公認されたドギーバックを活用して2食分ゲッツで,それぞれ浮かしているのはナイショですが(^^ゞポリポリ

*3:これは私だけのストイックではなく,周囲の大学生や高校生は男女とも,バイトしながらダブルスクールなどで,行政書士,簿記検定,社会保険労務士,仏語通訳検定,司法書士,税理士などの資格取得を目指す人が結構います。そのため,合コンが格段に少なく,合コンしても二次会に行こうと言い出す人は滅多に出ません