備えて憂えず天命を待つ

まじめの罠 (光文社新書) [新書] 勝間和代 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BE%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AE%E7%BD%A0-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%8B%9D%E9%96%93%E5%92%8C%E4%BB%A3/dp/4334036465/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1320670543&sr=1-1
>◎ 著者の言葉
>この本は「まじめな人」に捧げる本です。
>「まじめな人」とは、ある目標に向かって一所懸命に突き進んでしまう人。
>「まじめ」は日本では誉め言葉ですが、本当に褒め言葉に値するものなのでしょうか。
>そのことを疑ってほしい、というのが本書の考え方です。
>◎ 内 容
>「まじめの罠」とは、何かに対してまじめに努力した結果、自分や社会を悪い方向に導いてしまうリスクを指す。
>そして、いま、日本社会全体がこの罠にハマっていると考えると、いろいろな謎を解くことができる。
>あなたは、この罠にハマっていませんか?
>「究極の優等生」として悩みながら働いてきた著者が渾身の力を込めて綴る、「脱・まじめ」の上手な方法と、そのご利益。

 米国かぶれの帰国子女から見た日本人のメンタリティ問題は,「キマジメ」と「テンション民族」でしょう。「キマジメ」は「悪しきピューリタニズム」に通じます。「キマジメる」ことに失敗することを恐れ緊張する民族すなわち「テンション民族」です。成功も失敗も時の運の要素が大きいのですから,やるだけやったら,あとは運命に身を委ねましょう。「やるだけやったんだから結果が欲しい」という我儘ファナティック完全主義は,ジョンブルでもワスピッシュ*1でもゴーリスムでもマインカンプ*2でも……国際標準ではゲット・ロースト*3です(キッパリ。*4

*1:WASPish というギャグ掛詞ですよw

*2:「嘘と臆病、愚かさに対する4年半(Viereinhalb Jahre gegen Lüge, Dummheit und Feigheit)」に引っ掛けてますw

*3:「出て行け」と「道に迷う」の意味深掛詞ですw

*4:「頑張った分だけ結果を寄越せ」が通用するなら,戦争に敗戦国はありませんし,オリンピックは全員ゴールドメダルしかなくて,非科学的非論理的な背理が帰結となります!