老後から見たメンタリティ

「痴呆老人」は何を見ているか 2011年11月 6日 23:59
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/11/post-1539.html
>ボケたらどうなるの?をとっかかりに、現代日本人の精神構造の変容を分析する本。
>……意味不明のやりとりなのに、会話が和やかにできたことで患者は満足する。会話の内容を論理的に理解できなくても、情動レベルでは立派にコミュニケーションが成立している。認知症の老人にとっては、論理より雰囲気、情報より情動が生存にとって重要なものだからだと著者はいう。
認知症患者は「最小苦痛の原則」に従って、自分にとって痛みが最小になるように、虚構の現実を構成する。無関係の人を自分の夫や妻と思いこむことで、人間関係から自身を確認する。外界とのつながりを断念した人は、過去の記憶の世界につながりを求めようとする。人違いにもルールはあるのだ。

 もちろん,人も人生も合理的理屈で動くものではないと思いますが,エモーショナルが社会的価値として重視される日本ならではと愚考しマスタ。私も根底は日本人だと最も自覚する部分です(゚Д゚)マヂデス。