明るい統計動向(^o^)v

医事関係訴訟、認容率20%に低下−10年最高裁統計 医療介護CBニュース 6月18日(月)21時22分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120618-00000003-cbn-soci
http://news.cabrain.net/article.do?newsId=37481
最高裁はこのほど、2010年の医事関係訴訟に関する統計を発表した。医事関係訴訟事件の認容率(原告の請求が一部でも認められた件数の割合)は、過去10年で最低の20.2%となった。01−04年の認容率は40%前後で推移していたが、5年ほどで半分程度に落ち込むなど、患者側の訴えが認められる割合は低下している。
>「地裁民事第一審通常訴訟事件・医事関係訴訟事件の認容率」(表3)については、地裁民事第一審通常訴訟事件の認容率が87.6%で、近年大きな変化が見られないのに対し、医事関係訴訟事件は20.2%で、前年から5.1ポイント減少している。
https://news.cabrain.net/newspicture/20120618-14.jpg

 もちろん裁判統計動向の数値ですし,統計に表れない裁判外終結は対象外なので一概には言えませんが,医療クレーマー訴訟で無理が利かなくなった,医療側弁護団の主張反証が精緻になって裁判官も耳を傾け易くなったからでしょうか。*1

*1:民事訴訟は処分権主義といって,当事者(代理人)双方が主張立証した内容に裁判官が縛られてしまうので,刑事法のように当事者の主張立証を離れて独自の真実?を探求することが許されていません