寝たきり問題考

今こそ考えよう 高齢者の終末期医療 2012年6月20日 欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか
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>……一方、我が国のいわゆる老人病院には、一言も話せない、胃ろう(口を介さず、胃に栄養剤を直接入れるため、腹部に空けた穴)が作られた寝たきりの老人がたくさんいます。
>「なぜ、外国には寝たきり老人はいないのか?」
>その理由は、高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識しているからでした。逆に、そんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうです。
>ですから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りませんし、点滴もしません。肺炎を起こしても抗生剤の注射もしません。内服投与のみです。したがって両手を拘束する必要もありません。つまり、多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなっていました。寝たきり老人がいないのは当然でした。

 亡父は終末医療で無理な延命は辞退(拒否)して,全盲となり四肢がマヒしても上体を起こして,最期まで達者だった口で口述筆記ならぬ口述投稿*1して微笑みをもって苦痛と闘い病の死を自らこん睡状態まで受け入れました。
 ぶっちゃけ,他界の1週間前まで罵詈雑言とオヤジギャグで若いコメディカルさんやナースさんを苦笑させ,その道の権威の専門医まで破顔させていましたが,反面,他の患者への迷惑を考慮してICUへの搬送を躊躇させていました。こういう臨終スタイルもあっていいかと思います。*2

*1:コンテンツ読み上げとタイピスト要員は私でした

*2:パパリンの最期の我儘にお付き合いいただいた毒米茄の皆様,本当にありがとうございました_| ̄|○ m(_ _)m ○| ̄|_